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圧巻!登別の桜ロードはこれから本番!北海道の温泉といえば、登別温泉。北の大地が育んだ露天風呂等をどうぞ。 |
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今年は記録的な暖冬で、各地とも例年より桜の開花も早めだったようですが、ここ登別ではこれからお花見シーズンの到来です。ゴールデンウィークには毎年「花見をし損ねた」「もっともっと春の気分を味わいたい」といった人達が、桜を求めて全国から訪れます。そんな方々を含め、ゴールデンウィークの大型連休で遥々訪れる観光客を迎えるのは、2000本の桜が咲き誇る通称「桜ロード」。花のトンネルとも呼ばれ、その景観はまさに道を覆う桜のトンネルです。日本一有名な花見の名所、東京上野恩賜公園で1200本ですから、スケールの大きさは推して知ることができるのではないでしょうか。この「桜ロード」は、登別温泉の玄関口となるJR登別駅、登別インターチェンジどちらからでも通りますので、地元の人達のみならず観光客もその絢爛な姿で魅了してくれています。 ところで、桜というとソメイヨシノを思い浮かべる人が多いかと思いますが、北海道ではエゾヤマザクラが桜の代表格だということをご存知だったでしょうか。植林されたソメイヨシノには人間の手によって作られた美しさがありますが、自然界に原生するエゾヤマザクラは美しさに加えて力強さも兼ね備えており、見る者の心を惹きつけてくれます。 今回は、そんなエゾヤマザクラにスポットを当て、本州や緑地公園に植林されたソメイヨシノとはまたひと味違った「北海道の桜」の魅力をご紹介したいと思います。 冒頭にもあるように、人口植林されているソメイヨシノとは違い、北海道の代表的な桜であるエゾヤマザクラは原生する品種。つまり、ソメイヨシノは人の手を借りなければ増やせませんが、エゾヤマザクラは自生するので山間などでも見ることができます。 そもそもソメイヨシノは北海道でも札幌あたりまでが北限とされ、気象庁が発表する桜開花の基準木に指定されている場所も実は少ないのです。 ソメイヨシノが開花基準木ではないのは、沖縄のヒカンザクラと上記2品種しかありません。要するに本州・四国・九州は全てソメイヨシノというわけです。それが道内12観測地中7観測地で採用されていることからも、北海道で「桜といえばエゾヤマザクラ」だということがお分かりいただけることでしょう。 ソメイヨシノに比べ花びらはやや小ぶりなエゾヤマザクラですが、自らの力で繁殖してきた存在感に溢れ、美しさの上でも決してヒケをとりません。間近で見れば、人間など足もとにも及ばない生命力に圧倒されることでしょう。
そんなエゾヤマザクラを多くの人に楽しんでもらいたいと、地元の人達が登別温泉の玄関口となる2号線沿いに丹精込めて植えた2000本の「花のトンネル」が、今や登別の春の風物詩。 |
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