は、血液循環をよくし、冷え性やむくみ、偏頭痛、疲労回復などに効果があるといわれています。
疲れは、乳酸(疲労物質)がたまったり、血液、リンパ液が滞ることによっておきます。特に足は、重力の関係で乳酸や血液、リンパ液が滞りやすい場所でもあります。
足湯に入ると、その滞った老廃物が水圧によって心臓に戻され、心臓からきれいな血液が全身にいきわたります。
さらに、温まることで血流もよくなり、老廃物を尿と共に排出するのを促します。老廃物が排出され、綺麗な血液が循環することで疲労回復につながるのです。
冷え性、むくみ、偏頭痛に効果があるといわれるのは、血液循環がよくなることで全身に血液がいきわたるため。
温泉に比べて、身体への負担が少なく体力の消耗が少ないとされていますので高齢の方から若い方までどなたでも安全に愉しめます。
登別温泉の天然足湯
に天然の足湯があります。
大湯沼川はひょうたん型の大湯沼からあふれ出た酸性度の高い湯が流れている川です。
途中で「大正地獄」から流れ出たお湯が合流しています。
川沿には、原生林が生い茂り、川床には酸性湯に生える緑のこけが木もれ日に映えて、趣き深い景観を形成しています。
そんな大湯沼川の足湯は、丸太で造られたいすがあるだけの簡単なものですが、それゆえ、まさに自然がつくった足湯です。
また、足浴の適温は42~43℃と言われており、少し熱いかなと思うぐらいの温度で10~20分浸かるのが効果的とされています。普通の足湯では、熱すぎて長く浸かれない、という方もいらっしゃいますが、大湯沼川は、天然の足湯。ですから、場所によって温度が若干変わってきます。お好みの環境で足湯を愉しむことができます。
足は第二の心臓ともいわれ、全身のつぼが集中しているところです。
天然足湯では、足元は天然の石ですから、イスに座ったままで足を動かすと足つぼの刺激になります。
原生林に囲まれて、温かい湯に浸かりながらの自然の恵みのマッサージ。ここでしか味わえない、心と体の全てで味わう温泉の醍醐味です。
四季折々で違った顔をみせてくれる大湯沼川。是非シーズンごとに一度訪れてみてはいかがでしょうか。