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旅亭 花ゆら 料理長 楡田 光明氏
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季節の半歩先を行く料理 「驚き」もおもてなしのうち
見るたび、口にするたび、「和食」の奥深さに心打たれる…。
そんな料理が、登別の旅亭 花ゆらにはあります。
料理長の楡田光明さんが重んじているのは「おもてなしの心」です。 「熱いものを熱いうちに、冷たいものを冷たいうちにお召し上がりいただくことは鉄則。加えて、二つのこだわりも大切にしています」。 |
その一つは「四季を先取りすること」だそうです。
春の昼下がりにふと気付く初夏の陽射し、盛夏の夜になんとなく漂う秋風の匂い…。
季節の移り変わりを知った時、私たちは小さな驚きを感じるものです。「その驚きや新鮮さを、料理で表現したいと思っています」。
花ゆらならではの、風流な食の楽しみ方と言えるでしょう。 |
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もう一つは「手作りの温かさ」。
手をかけずに食べられるものにも、必ずひと工夫加えるそうです。「ほかの場所では食べられない品ばかりと言って、お客様はとてもうれしそうな顔をなさいますよ」。
細かな気遣いを喜び、年配の方もたいてい残さないといいます。
「きれいに召し上がっていただけた時は、料理を作っていてよかった、と心から思いますね」。
「料理人は職人です」ときっぱり言う楡田さん。
「これからも妥協することなく仕事をし、和食の素晴らしさを次の世代に伝えていきたいと思っています。それが、私たちの使命なのですから」。 |
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31の湯殿を持つ大浴場が自慢
5つの泉質、源泉の上に建つ宿
お部屋に檜の露天風呂
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